例5.*の実行

アセンブリ言語プログラムのアセンブル

機械語アセンブラの使い方に従ってアセンブリ言語プログラムのソースコードからオブジェクトコードを生成する。

準備

MICROONE.Oがあることを確認する。（MICROONE.OはMICRO-1機械命令セットの解釈実行を行うマイクロプログラムのオブジェクトファイルである。）

機械語プログラムの開始アドレスを確認する。レジスタ初期化時にPC（プログラムカウンタ）として設定する。

その他必要に応じて、実行前に初期化しておくべきレジスタを確認する。適切な初期値を考えておく。（R0〜R7, IR, など）

必要に応じて、実行前に初期化しておくべきメモリ（のアドレス）を確認する。適切な初期値を考えておく。

条件によって実行経路が変わるプログラムでは、適切な初期値を複数通り準備する。どう実行されるはずなのか、想定しておくこと。

トレース実行中に、 MICRO-1のハードウェア構成中の各所の値の変化を表示させる。どの機能ユニットの値を表示すれば良いか、考えておく。（LBUS, RBUS, ABUS, SBUS, PC, R0〜R7, FLAG, など）

マイクロプログラムの開始アドレスは101である。

MICRO-1シミュレータ上で実行

MICRO-1シミュレータの使い方に従って MICRO-1シミュレータを起動する。

マイクロプログラムオブジェクトファイル（MICROONE.O）のロード
```
    >>load
      FILE NAME=?microone.o
```

アセンブリ言語プログラムオブジェクトファイルのロード

    >>load
      FILE NAME=?XXXX.b
      OK ?(Y/N):y
    （XXXX.b部に正しいオブジェクトファイル名を入力）

プログラムカウンタの設定、その他レジスタやメモリの初期設定

    >>change
      DEVICE ?pc
       0000->XXXX
    （XXXX部にPCの初期値を指定する）
      DEVICE ?YYYY
    （YYYY部に初期設定すべきレジスタやメモリを指定する）
      DEVICE ?.
    （ピリオドでコマンド終了）

レジスタやメモリの内容表示（必要に応じて）

    >>dump
      D?XXXX
    （XXXX部に内容表示するものを指定する：レジスタ(reg)，メモリ(mm)）
      D?.
    （ピリオドでコマンド終了）

トレース実行中に表示するCMARの値の設定

    >>trace
      T?address
       TA?set
        ADRS ?0
        ADRS ?.
       TA?.
    （ピリオドでコマンド終了）

トレース実行中に観察するデバイスの設定

    （まだトレースコマンド中にいる）
      T?device
       TD?set
        DEVICE?XXXX
    （XXXX部にトレース表示するものを指定する）
        DEVICE?.
       TD?.
    （ピリオドでコマンド終了）

トレース実行開始

    （まだトレースコマンド中にいる）
      T?go
       CMAR=?101
    （CMARはmicroone.oの開始アドレス101に固定）
       MAX STEP=?YYYY
    （YYYY部にステップ数を指定する）
    （ここまで入力するとトレース実行を開始する）
      T?.
    （ピリオドでコマンド終了）

実行結果を確認する

    >>dump
      D?XXXX
    （XXXX部に内容表示するものを指定する：レジスタ(reg)，メモリ(mm)）
      D?.
    （ピリオドでコマンド終了）

レポートで使うため、その都度スクリーンショットを残しておくと良い。

条件を変えて複数回実行する場合は、上記のステップ3〜8を繰り返す。

MICRO-1シミュレータを終了する
```
    >>end
```