整数値を格納するのであれば、int型を使えばよいはずであるが、
int型とは別にchar型を用意する理由は、メモリの消費を抑えるためである。
演習で使用している Windows PCでは、通常int型は4バイト(32ビット)のサイズ
であるが、1文字(1バイトで十分)を表現するために4バイト使うのでは無駄が多い。
そこでこの無駄を省くために、C言語では1バイトの整数値を扱うデータ型
「文字型(char型)」を用意している。
上の例では、char型の変数cを宣言し、'A'(文字'A')を値として 設定している。char c; c = 'A';
以下のように
文字型のデータは整数型と同様に演算を行うこともできる。
char c = 'a'; /* 文字型変数 c を宣言し、値を 'a' に設定 */ c += 10; /* 値を10増やす */ c ^= 0x10; /* 変数 c の値と 0x10(=10進数の16)を XOR */ /* int型と同じように演算ができる */ printf("c=%c¥n", c); /* printf()での書式指定子には %c を使う */