FCLK(Free C Learning Kit)使用説明書

更新:2004-04-06、趙

はじめに、まず README.txt をお読みください。

FCLKはWindows用の標準Cの学習キットです。特徴は、無料、自由にコピーして再配布できる(README.txt にあるライセンス事項を参照)等があげられます。以下、インストール動作確認プログラム開発の順に使い方を説明していきます。

◎インストール

1)install_fclk.exeアイコン)を実行する。

2)解凍先の指定画面でOKを(一回だけ!)選び、消えるまでしばらく待つ(参照)。

質問は、付録を参照してください。

◎動作確認

1)Cドライブ → FCLK → sampleフォルダ→ run_me.batアイコン)を実行する。

コマンドライン(コンソール)が出ます (Windowsによって多少異なることがあります)。

2)コマンドラインで、dir <Enter>(dir を入力した後、Enterキーを押す)

画面を参照(パソコンによって表示が多少変わることがあります)。dirは、現在のフォルダ(この場合C:\FCLK\sample)にあ るものをリストするコマンドです。コマンドは、コマンドラインで入力した後、Enterキーを押すことによって実行されます。

3)コマンドラインで、gcc hello.c <Enter>

gccの画面を参照。

4)もう一度dir <Enter>でフォルダの内容を確認する。

参照。ファイルが一つ増えましたね。その名前 は、a.exe でしょう。

5)コマンドラインで、a.exe <Enter>

実行図と同じになったことを確認します。(※a.exe は、省略して a でもOK

これで動作確認が完了です。コマンドラインでコマンドexit を実行して画面 を消します。

うまくいかない場合は、付録を参照してください。

◎プログラム開発手順

1)適当のフォルダを作る。

例:Cドライブの、FCLKフォルダの、Program1フォルダを作ります。

2)run_me.bat(動作確認を参照)を新フォルダにコピーした後、実行する。

コマンドラインが出ます。新図を参照(動作確認時との違いが分かりますか)。

3)コマンドラインで notepad program1.c <Enter>

program1.cを作成するかしないかを聞かれます。当然、はいを選びます。

すると、編集画面が現れます。(例)図のようなソースを入力します(保存!)。

4)コマンドラインに戻って、gcc program1.c

参照。dirで確認しましょう。新しいファイルa.exeができたのでしょう。

5)a.exeを実行する。

上記のソースを使った場合、プログラムは、実行図のように、まず名前が聞かれて、Testを入力すると、挨拶してくれることになります。

練習問題

「こんばんは」と挨拶してくれるプログラムを作ってみよ。

◎プログラム開発のまとめ

まず用語をまとめます。

実際、上記のコマンド gcc program1.c は、

gcc、ソースprogram1.cをコンパイルしてくれ。

という意味です。gccは、コンパイルを行うものなので、コンパイラといいます。gccは、コンパイルの結果として、実行ファイルに名前a.exeをつけて出力します。

要はプログラム開発は、ソース作成コンパイル実行という三つの部分からなります。

★ソース作成には、テキストエディタを使う(間違ってもWordを使わない)
★コンパイルには、コンパイラを使う
★実行には、実行ファイル名(.exe省略可)を入力して、Enterキーを押す

プロジェクトご とに別々のフォルダを使うことは、整理しやすいのでいい習慣です。run_me.batは、コンパイル環境を設定して、コマンドライン を持ってきてくれる便利なツールと言えます。しかし、両者ともプログラム開発に欠かせないものではありません

また、Visual C++等のような所謂統合開発環境(IDE)が、便利といって上記の手順を利用者から見えないようにしています。確かに便利の時もありますが、最初はやはりコマンドラインの利用から入門して、正しい理解を身につけてからIDEを触れるほうがいいと思います。少なくとも小規模のプログラムには、コマンドラインでの操作が楽じゃない?

付録

1)コマンドラインの使い方についてもっと勉強したい。

Windows 2000コマンドライン徹底活用のコマンド・プロンプト入門を参照。

2)CドライブFCLKフォルダ以外のところにインストールしたい。

OK。終ったら、run_me.batを編集して、C:\FCLKをインストールパスに変えてください。

3)gccの出力(実行可能ファイル)がa.exeに決まっているの?

“-o ファイル名”オプションで出力ファイル名(.exeは省略していい)を指定します。

例えば、gcc -o hello hello.c なら、出力は hello.exe となります。

4)メモ帳はちょっと。。。ほかのテキストエディタがないの?

メモ帳はテキストエディタとして立派ですよ。この説明書もメモ帳で書いたのもの。ほかには、本キットに収録しているterapadは、プログラミングにさらに便利な機能を提供してくれます。Vectorでも調べたら?

5)(gcc以外の)コンパイラについて。Visual C++ がないとプログラミングができない?!

コンパイラの話を参照。

6)プログラムがコンパイルできない。コンパイルがうまくいったのに動かない!

これは本書の範囲を超えていますが、デバッグ等アドバンスドな話を参照。

7)説明書に引用している画像が時々化ける(画像にあるテキストが読めない)。

IEのばかばかしい設定:ツール→インターネットオプション→詳細設定→イメージを自動的にサイズ変更する をオフしてください。

7)ほかの質問がある。

まず、インストール内容を確認してください。「何回もやったけど、記載 の通りにいかない」なら、Windowsのバージョン、うまくいかない場合の動作画面を教えてください。